この記事を読んでいるあなたは、
- カイロのおすすめ観光スポットを知りたい
- カイロで絶対外せない観光スポットを知りたい
- カイロの観光で有名な場所を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに向けて「カイロで絶対に外せないおすすめ観光スポット10選」などをお伝えしていきます。
カイロのおすすめ観光スポット10選
出典:https://egymonuments.gov.eg/en/monuments/the-great-pyramid
カイロのおすすめ観光スポット10選を解説します。
エジプト考古学博物館
出典:https://www.egyptianmuseumcairo.com/egyptian-museum-cairo/photos/
「エジプト考古学博物館」は、世界最大級と讃嘆される古代エジプトの遺物コレクションを保有する博物館です。
約5年の歳月をかけ1902年11月にオープンした博物館には、数十万点のコレクションが収蔵されています。
見どころはFunerary golden mask of King Tutankhamun(ツタンカーメンの黄金のマスク)の他、Pyramidion of the pyramid of Amenemhat III(アメンエムハト3世のキャップストーン;ピラミッドの頂上に置く石)、Container for canopic vases(カノプス壺;ミイラになった人間の臓器を分けて保存する壺)などがあります。
尚、これまで必見だった「ミイラ室」の王族の遺体は、2021年4月より「National Museum of Egyptian Civilization(国立エジプト文明博物館)」にて展示されています。
シタデル
出典:https://egymonuments.gov.eg/archaeological-sites/cairo-citadel/
「シタデル」は、カイロでも有名なイスラム社会の象徴ともいえる城塞です。
十字軍侵攻の防衛のために1176年に建設され、その構造は高さ10m・壁厚3mといった頑丈な造りが特徴です。
城塞内には円形の塔や敵に囲まれた場合に備えた巨大な井戸も造られ、これを指揮したのがイスラムの英雄とも讃えられるアイユーブ朝のサラディンでした。
十字軍との戦いが休戦した1192年には王宮の建設がはじまり、やがてエジプトの中心地として新たな役割を担うことになります。
以後、王朝が変わるたびに敷地内では建物の増設や取り壊しが行われ、現在はカイロ市内を見渡す絶好の観光スポットとしても人気があります。
ナイル川
出典:https://education.nationalgeographic.org/resource/nile-river
「ナイル川」は、アフリカ大陸の中心部から地中海へと注ぐ世界最長の川として有名です。
エジプト南部のルクソールからアスワンまでは、古代エジプト文明を物語る遺跡が散在し、クルーズ船での観光が大人気のエリアとなっています。
またカイロ周辺もナイル川を満喫するクルーズ船が就航し、多くの観光客でにぎわいをみせています。
特に人気のツアーは、カイロ市内を巡るディナークルーズ船・Nile Maxim(ナイル・マキシマム号)です。
マキシマム号はエジプト政府御用達船ということもあり、豪華ディナーの他、ベリーダンスやエジプト伝統のタンヌーラダンスなどのショーも楽しめます。
ギザのピラミッドとスフィンクス
出典:https://egymonuments.gov.eg/en/monuments/the-great-pyramid
「Giza(ギザ)」は、首都カイロから南西へ20kmほどの位置にある観光都市です。
この街は「三大ピラミッド」と「大スフィンクス」があることでも知られ、エジプト観光では外すことのできない主要スポットでもあります。
三大ピラミッドはクフ王・カフラー王・メンカウラー王のもので、中でもクフ王のものは底辺230m・高さ147mとも言われる巨大さが特徴です。
一つ当たり2.5tもの石灰岩を270万個以上積上げて造ったピラミッドは、勾配の誤差が少ない精巧な造りは話題そのものです。
また大スフィンクスは昇る太陽に向き合うライオンの身体と人間の顔をもった石像で、今もなお多くの謎に包まれています。
国立エジプト文明博物館
出典:https://nmec.gov.eg/photo-gallery/
NMECの愛称で知られる「国立エジプト文明博物館」は、エジプト考古学博物館と並び今やカイロでは人気の観光スポットです。
2021年4月にエジプト考古学博物館から、22体の王族のミイラが文明博物館へとやってきた姿は、メディアでも「The Pharaohs’ Golden Parade of 22 Royal Mummies(22体の王族ミイラのゴールデンパレード)」と題し取り上げられ話題になりました。
22体のうち18体がラムセス2世をはじめとする王のもので、残りの4体は名だたる女王のものです。
ミイラが展示されているエリアは写真撮影が一切禁止となるため、訪れた人だけが知る考古学の神秘的な世界となっています。
カイロタワー
出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=550779710419196&set=a.550779703752530
「カイロタワー」は、1961年に建設された高さ187mのタワーです。
ナイル川の中州・ゲジーラ島の南に位置し、ハスをイメージした近代的な造りはカイロのライドマークにもなっています。
上部は展望台となり360度にわたる眺望が楽しめ、レストランやカフェも充実しています。
夜にはタワー全体がライトアップされ、さまざまな色の変化に包まれる光景は幻想的でうっとりするほどの美しさです。
60年以上にもわたる歴史の中で、各界の著名人も訪れるカイロの人気観光スポットとなっています。
タハリール広場
出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=157123953616241&set=a.157123923616244
「タハリール広場」は、首都カイロの中心部にあるランドマークの一つとして有名です。
広場そのものは2011年のエジプト革命の際、この場所で抗議運動やデモが起こったことで世界中に知れ渡りました。
広場の北東側にはOmar Makram(オマール・マクラム)像があり、彼はナポレオン1世によるエジプト侵攻に対する防衛のため、勇敢に戦った人物としてエジプトの英雄と讃えられています。
広場周辺は車の往来が激しく、エジプト屈指とも言われるほどです。
周囲には有名な博物館やホテルなどが集まり、多くの観光客でにぎわうスポットとなっています。
カイロ旧市街
出典:https://whc.unesco.org/en/list/89/gallery/
エジプトの首都カイロは、誰もが知るアラブ文化圏の中心都市です。
カイロは3つのエリアに分けられ、ナイル川の東岸に位置するのが官公庁やビジネス街として知られる「新市街」の他、イスラム地区の「旧市街」と、伝説がまつわる「オールド・カイロ」の3エリアです。
旧市街のメイン通りともいえる「Al-Muizz Al-Deen Street(アルムイズ・アルディーン通り)」には、歴史を物語るモニュメントや遺跡、イスラム文化を感じる建物がひしめき、喧騒の中にも不思議な光景が広がっています。
ハーン・ハリーリ・バザール
出典:https://www.barcelo.com/guia-turismo/en/egypt/el-cairo/things-to-do/where-to-shop-in-cairo/
「ハーン・ハリーリ・バザール」はカイロ中心部に位置するエジプト最大のスーク(市場)として知られ、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
規模だけでなくその歴史は600年以上前の1400年代のマムルーク朝に始まり、当時の面影を残した街並みも大きな見どころとなっています。
市場には細く曲がりくねった道がいくつもあり、道の両脇には宝石・金属細工・アンティーク・民族衣装などの工芸品が所せましと売られています。
散策のあとは中東で最も古い1769年に創業した「Al fishaway coffee shop(アル・フィシャウェイ・コーヒーショップ)」へ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
アラビアンコーヒーと、シーシャ(水たばこ)が味わえます。
鉄道博物館
出典:https://www.nrmindia.org/
「鉄道博物館」は、英国の有名な建築家Edwin Patsy(エドウィン・パッツィー)氏によって設計され1854年にオープンした、カイロのランドマークです。
観光の穴場ともいえる博物館は2階建てとなり、1階には蒸気機関車以前の輸送手段が示されたエリアと、1851年にエジプトで稼働した最初のモデルから現在に至るまでの展示スペースが設けられています。
2階は時代を超えた列車の開発や運行のメカニズムが展示され、輸送と鉄道にまつわるあらゆる書籍を含む図書館まで完備しています。
エジプトの鉄道にまつわる歴史が包括的に展示され、貴重なコレクションも見学することができます。
カイロのおすすめ観光スポットまとめ
出典:https://nmec.gov.eg/photo-gallery/
この記事では、「カイロで絶対に外せないおすすめ観光スポット10選」を解説しました。
カイロに行ったら、博物館や歴史的遺跡は必ず訪れるべき観光スポットだということが分かりました。
またカイロに旅行で行った際には、スーク(市場)でのお土産選びや中東で最も古いコーヒーショップへの立ち寄りもおすすめです。
カイロに旅行で行くけどどこに行くべきか分からなかったり悩んでいたりする方は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。