この記事を読んでいるあなたは、
- マルセイユのおすすめ観光スポットを知りたい
- マルセイユで絶対外せない観光スポットを知りたい
- マルセイユの観光で有名な場所を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに向けて「マルセイユで絶対に外せないおすすめ観光スポット10選」などをお伝えしていきます。
マルセイユのおすすめ観光スポット10選
マルセイユのおすすめ観光スポット10選を解説します。
旧港
マルセイユ観光の中心地となるのが旧港です。
紀元前600年ごろに築かれたとされており、ヨーロッパで最初に開かれた港と言われています。
小型船のヨットハーバーとして利用されており、中央にあるベルジュ埠頭では新鮮な魚介類や雑貨が並ぶマーケットが開かれます。
周辺にはレストランが多数あり、名物のブイヤベースを楽しめます。
また、大観覧車もあります。
高さ約42メートルの観覧車にはガラスがなく、バスケットのような乗り物で回るため、スリル満点の体験ができるでしょう。
ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院
ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院は、マルセイユを代表する観光名所です。
小高い丘の上に立つ、ロマネスク・ビザンチン様式の教会で、高さ約41メートルの鐘楼の上にある、大きな黄金の聖母子像が目を引きます。
聖堂内は、大理石でできた柱やアーチが並び、壁や天井はモザイク画で埋め尽くされ、思わず圧倒される壮麗な光景が広がっています。
堂内を鑑賞した後は大パノラマを望むテラスで、街並みと地中海の眺望を楽しみましょう。
丘の上に位置しているため、アクセスには「プチトラン」という機関車型の乗り物を利用するのがおすすめです。
イフ城
イフ城は、フランソワ1世の命により建設された要塞です。
その後、19世紀の終わりまでは刑務所として使用されていました。
ペストが流行した際には、患者が収容する役割も果たしました。
旧港のベルジュ埠頭から船でアクセスでき、港から3キロメートルほどの沖合いにある小さな島・イフ島にあります。
イフ城の内部には、刑務所として利用されていた当時に収監されていた囚人たちが、壁に刻んだ文字などが残されています。
アレクサンドル・デュマの小説「モンテ・クリスト伯」の舞台として有名になりました。
カランク国立公園
カランクとは、切り立った岩に囲まれた入り江を指し、プロヴァンス地方の地中海沿岸で見られる特徴的な地形です。
カランク国立公園は、カランクを多数含むエリアとして2012年に国立公園に指定されました。
マルセイユの都市部とは打って変わって自然が広がるエリアですが、中心部からアクセスがしやすく、大自然を満喫したい人におすすめです。
山道は整備されていますが、足場のよくない場所もあるため、歩きやすい靴と動きやすい服装で訪れるようにしましょう。
マルセイユ大聖堂
マルセイユ大聖堂はロマネスク・ビザンチン様式の教会で、1852年から1896年にかけて建設された比較的新しい建物です。
ナポレオン3世が礎石を据え、建設が開始されました。
色の異なる2色の石を積み重ねて造られており、聖堂内でもこの縞模様を見ることができます。
広い聖堂内にはおよそ3,000人が座れるようになっており、奥には祭壇回廊や主祭壇などがあります。
ほかにも、美しい彫刻やパイプオルガンにも注目してみると良いでしょう。
海沿いに位置しているため、船上からも建物を鑑賞できます。
サン・ヴィクトール修道院
出典:https://sekaitrip.com/pics-recommended-places-marseille
サンヴィクトール修道院は、殉職した聖ヴィクトールを称えて5世紀ごろに建てられて、城のような外観が特徴的です。
地下の礼拝堂には、初期のキリスト教徒たちの石棺が安置されており、ヴィクトールをはじめとする聖者の遺骨も保存されています。
建物は、中世にたびたび破壊されたのちに再建されました。
14世紀には教皇・ウルバヌス5世に要塞化され、18世紀には刑務所や兵舎としても使われていました。
教会の内部はきらびやかな装飾はないものの、歴史の刻まれた石の壁に囲まれ、静謐な雰囲気に包まれています。
ヴァロン・デ・ゾフェル
出典:https://sekaitrip.com/pics-recommended-places-marseille
ヴァロン・デ・ゾフェルは、旧港の近くにある、マルセイユ湾で最も美しいと言われる小さな港町です。
港の周辺には、かつて漁師たちの住まいだった「カバノン」と呼ばれる小屋が立ち並んでおり、「ポワンチュ」というカラフルな小舟が停泊しているなど、情緒のある風景を楽しめます。
入り江の入り口には、3つのアーチのある橋が架けられており、橋の上からはヴァロン・デ・ゾフェル全体を見渡せます。
橋からは海にせり出したテラスのような場所に行くことができ、そこには第一次世界大戦の戦没者の慰霊塔があります。
サン・ジャン要塞
サン・ジャン要塞は、1660年にルイ14世によって建てられた要塞です。
フランス革命の際には牢獄の役割を果たしたという建物で、高く堅牢な城壁で囲まれています。
また、高くそびえる塔からはマルセイユに入港する船を厳しく監視していたと言います。
歴史的建造物としての側面を持つほか、絶景スポットとしても知られており、きれいな旧港の景色を望めます。
敷地内には、レストランや庭園、チャペルがあり、橋を渡れば「ヨーロッパ・地中海博物館」に行けます。
パレ・ロンシャン
パレ・ロンシャンは、19世紀に整備された給水塔です。
19世紀前半のマルセイユでは水の供給設備の整備や水質の改善が不十分で、水不足になったりコレラが流行したりするといった事態に見舞われていました。
そこで、デュランス川の水をマルセイユへ引く運河が造られました。
この時に給水塔として造られたのが、パレ・ロンシャンです。
その後、運河が完成した記念として宮殿のようなモニュメントが建てられ、現在のような姿になりました。
モニュメントの左右には、それぞれ美術館と博物館があります。
ヨーロッパ地中海文明博物館
ヨーロッパ地中海文明博物館は、2013年にマルセイユが欧州文化首都を務めたことを記念して建設されました。
それ以来、マルセイユの新しいシンボルとして人気を集めています。
レースのような繊細なデザインの鉄枠が、四角い建物を囲むモダンなデザインが印象的です。
先史時代から現代に至るまでの出土品や工芸品、資料などを所蔵しており、地中海周辺の歴史や文化の変遷をテーマとした展示が見られます。
屋上にはテラスがあり、レストランやカフェ、軽食を販売する売店もあるため、展示を見る以外にものんびりと過ごせます。
マルセイユのおすすめ観光スポットまとめ
この記事では、「マルセイユで絶対に外せないおすすめ観光スポット10選」を解説しました。
マルセイユに行ったら、旧港やノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院は必ず訪れるべき観光スポットだということが分かりました。
また、マルセイユに旅行で行った際には、のんびりとした雰囲気を楽しめる港町や、歴史を感じられる建造物をめぐってマルセイユならではの思い出が作れることでしょう。
マルセイユに旅行で行くけどどこに行くべきか分からなかったり悩んでいたりする方は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。