この記事を読んでいるあなたは、
- ローマのおすすめ観光スポットを知りたい
- ローマで絶対外せない観光スポットを知りたい
- ローマの観光で有名な場所を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに向けて「ローマで絶対に外せないおすすめ観光スポット10選」などをお伝えしていきます。
ローマのおすすめ観光スポット10選
ローマのおすすめ観光スポット10選を解説します。
コロッセオ
コロッセオは、西暦80年に完成した円形闘技場です。
古代ローマ最高峰の建築として知られており、世界遺産に指定されています。
ローマ市民の娯楽となる、猛獣と剣闘士の戦いなどの過激な見世物を行うために使用されていました。
かつては、地下に猛獣たちの檻や剣闘士の待機場所などがありました。
現在は、闘技場の床部分は失われており、地下の構造が見えるようになっています。
檻を地下から地上に持ち上げる機械や、剣闘士を登場させるための跳ね上げ式の入り口などの、大がかりな装置の遺構は必見です。
現在は、さまざまなイベントの会場として利用されるほか、死刑廃止運動のシンボルにもなっています。
トレヴィの泉
トレヴィの泉は、古代ローマ時代に皇帝アウグストゥスによって造られた人工の泉です。
広場に立つポーリ宮殿の壁を背景にした巨大な噴水の中央には、海馬とトリトンを従えた海の王・ネプチューンの彫刻があり神秘的です。
トレヴィの泉には、後ろ向きに泉にコインを投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、コインの枚数によって願い事が変わると言います。
おまじないを実践するために多くの観光客が集まっています。
しかしトレヴィの泉周辺ではスリの被害が非常に多いため、貴重品の扱いには十分に注意しましょう。
泉の付近で財布を出す必要がないように、投げ入れるコインは事前に取り出しやすい場所に入れておくと安心です。
パンテオン
パンテオンは、2000年以上の歴史を持つ石造りの建造物です。
パンテオンとは「すべての神々」を意味しており、古代の神々のために建てられました。
現存する古代ローマ建築の中で、最も完全な形で残っているとされています。
7世紀にローマ・カトリック教会となったため、破壊や略奪からまぬかれ、当時のままの姿を保っています。
半球型のドーム屋根の中央には直径9メートルの天窓があり、そこから光が差し込んで、内部は神々しい雰囲気に満ちています。
ミサの開催時は入場できないため、事前に確認しておきましょう。
コンスタンティヌス帝の凱旋門
コンスタンティヌスの凱旋門は、コンスタンティヌス帝がマクセンティウス帝に勝利したことを祝って建てられた記念碑で、ローマ最大の凱旋門です。
コロッセオのすぐ横に位置しています。
表面の装飾の多くは、トラヤヌス帝やハドリアヌス帝などが建てた建造物から移設したもので、戦闘の様子や市民の生活を表現しています。
移設したものであるため、彫刻で表現されている内容の時代は統一されていません。
パリのエトワール凱旋門のモデルとなったとも言われています。
真実の口
真実の口は、サンタ・マリア・イン・コスメディン聖堂の柱廊に設置された彫刻です。
映画「ローマの休日」に登場して、一躍有名になりました。
大理石の彫刻で、作品のモデルは海の神・オーケアノスだと考えられています。
嘘つきが口の部分に手を入れると抜けなくなったり嚙みちぎられたりするという伝説があります。
その様子の写真を撮る観光客でにぎわっています。
真実の口は、古代に造られたと推定されており、当時はマンホールのふただったというものや、彫刻の一部だったなど、さまざまな説があります。
フォロ・ロマーノ
フォロ・ロマーノは、世界遺産に指定されている古代ローマ遺跡です。
フォロ・ロマーノは「市民の広場」を意味しており、政治や宗教、商業の中心地として栄えていました。
現在は、東西約300メートル、南北約100メートルの敷地内に、いくつかの建物の基礎や柱の一部しか残っていませんが、当時は巨大な石造りの神殿があり、下水道も整備されていたといいます。
入り口の柱のみが残る「サトゥルヌスの神殿」や、大理石製の「セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門」、政治の中心となっていた「元老院議事堂」などが見どころです。
バチカン美術館
バチカン美術館は、バチカン市国にある世界最大級の規模を誇る複合美術館です。
教皇ユリウス2世が、美術品のコレクションを展示したのが発端となって建てられた美術館だと言われています。
ミケランジェロの壁画と天井画で有名な「システィーナ礼拝堂」や、ラファエロによるフレスコ画を鑑賞できる「ラファエロの間」、フラ・アンジェリコの壁画がある「ニコラウス5世礼拝堂」など、歴史的な作品や建物が見られます。
なお、「システィーナ礼拝堂」内は撮影禁止になっています。
全てを見ようとするとかなりの時間がかかるため、見たい作品を事前に決めておくといいでしょう。
カラカラ浴場
カラカラ浴場は、カラカラ帝によって212年~217年にかけて造られた浴場で世界遺産に登録されています。
1,600人を収容できる非常に大きな公衆浴場でした。
施設内には、浴場のほかにトレーニング施設や図書館、劇場に加え商店などもあり、心身のリフレッシュのためだけではなく、社交場としても機能していたことが分かります。
建物の内部は、絵画や彫刻などで埋め尽くされた豪華な空間だったようで、現在も美しいモザイクの床が残っています。
地下には、浴室を温める釜や薪を運ぶための通路のほか、ミトラ教の神殿もありました。
パラティーノの丘
パラティーノの丘は、フォロ・ロマーノの南側にある緑豊かな丘です。
古代ローマ時代には、最高級住宅地だったため貴族が住んでおり、歴代の皇帝が豪華な宮殿を建設しました。
丘の大部分は、ドミティアヌス帝によって建てられた建物の遺跡で、皇帝の宮殿と私邸、そして競技場があったようです。
ほかにも、美しく整備されたファルネーゼ庭園や、パラティーノの丘で発掘された出土品などを展示する「パラティーノ博物館」があります。
また、丘の上からは、フォロ・ロマーノの全景を見渡せます。
サンタマリア・マッジョーレ大聖堂
出典:https://tabichannel.com/article/329/rome#toc1_14
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、ローマで最大級の大きさを誇るカトリック教会です。
聖母マリアのお告げを聞いた、教皇リベリウスが建てたと言われています。
「聖母マリアに捧げるための教会」として建てられたため、聖母マリアの彫刻や絵画、ステンドグラスを多数見ることができます。
また、1000年以上にわたって修復と増築が繰り返されてきたため、いろいろな時代の建築様式が用いられています。
堂内で必見なのが、後陣ドームにある精巧に描かれた金色のモザイク画「マリアの戴冠」です。
ローマのおすすめ観光スポットまとめ
この記事では、「ローマで絶対に外せないおすすめ観光スポット10選」を解説しました。
ローマに行ったら、コロッセオやパンテオンは必ず訪れるべき観光スポットだということが分かりました。
また、ローマに旅行で行った際には、世界遺産に登録されたスポットが多数点在しているため、街を歩いているだけでも歴史を感じられるはずです。
ローマに旅行で行くけどどこに行くべきか分からなかったり悩んでいたりする方は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。